投資家の皆さまへ

株主の皆様にはますますご清祥のこととおよろこび申し上げます。

平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

第101期(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)の業績の概要をご報告
するにあたり、ひとことご挨拶申し上げます。

当期の当社グループを取り巻く経済情勢は、金融危機に端を発した世界的な
実態経済の悪化により、景気は、米国においては、急速に悪化しました。更に、欧州、日本においても、弱含みの推移から後退し、また、減速基調であったアジアにおいても、急速に悪化するなど、総じて世界的に先行きが不透明な厳しい状況となりました。

当社が属する自動車業界におきましては、米国においては、商用車を中心に
販売が減少し、 欧州においても、乗用車を中心に販売が前年度を下回りました。
一方、アジアにおいては、 自動車の生産は前年度に比べ減少したものの販売は
若干上回りましたが、日本国内においては、 生産、販売、輸出いずれも前年度を
下回りました。総じてみますと、業界全体としましては、 急激な需要の冷え込みに
より、厳しい状況となりました。

こうした情勢のもと、当社グループは、経営基盤の強化と企業体質の向上に向けた諸施策を グローバルに展開することにより、「世界に誇れる品質と技術の実現」を目指してまいりました。

また、世界経済の悪化による自動車需要の急激な冷え込みを危機的状況と受けとめ、収益 への影響を最小限に抑えるとともに、生産体質の強化、収益性の改善につなげるための緊急 諸施策を推進してまいりました。

この結果、売上高につきましては、世界各地における自動車需要の減少および為替換算の 影響により、2,715億1 千万円と前期比4.2%の減収となりました。

利益につきましては、主に原材料価格の上昇、為替換算の影響、上期における増産および 新型車対応の費用の増加や、下期における減産の影響などにより、
営業利益は、24億9百万円 と前期比82.4%の減益、経常損失は11億3千7百万円(前期経常利益142億5千4百万円)、 また、主に繰延税金資産を取り崩し法人税等調整額に計上したことなどにより、当期純損失は 116億9百万円(前期当期純利益65億9千7百万円)の減益となりました。

この様な情勢の中、当期の業績等を勘案し、当期の期末配当金につきまして、
1株につき7円と させていただきました。この結果、当期の配当金は中間配当金
14円を含め、1株につき21円と なりました。

今後の見通しとしましては、米国、欧州および日本においては景気の後退が
一層厳しくなること が見込まれ、回復の兆しが見えず、世界経済の悪化が長期化することが懸念されております。 また、アジアにおいては、減速基調に推移した
景気が、世界経済の悪化の影響を受け後退する ことも懸念されております。また、自動車業界におきましては、中国をはじめ一部の地域では、 市場の拡大は持続
すると見込まれるものの、米国、欧州および日本につきましては、米国の 金融危機に端を発した景気の後退により、自動車需要の回復が不透明な状況となっております。

この厳しい環境のなか、当社グループとしての事業展開としましては、
「選択・集中withスピード」 をキーワードに掲げ、企業の存続をかけ、迅速な経営
判断のもと、限りある経営資源を必要な領域に 集中させ、収益改善・収益体質の
強化を急務と認識し、展開してまいります。また、将来を 見据えた生産基盤の
再構築を行い、生産量の増減にフレキシブルに対応できる効率の良いライン
づくりを行うとともに、生産体質の強化に全社一丸となって取り組んでまいります。

株主の皆様におかれましては、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。


平成21年6月
取締役社長
飯山 和人

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