プロペラシャフト

機能と役割

四輪駆動車や後輪駆動車のようにエンジンと駆動軸が離れている場合、エンジンで発生した駆動力を駆動軸に伝達するのが、プロペラシャフトです。
プロペラシャフトは、その機能上、長い棒状のたわみやすい形状になります。これに回転が加わるとさらにその傾向が助長されます。たわみは振動を引き起こし、静粛性を失わせる原因となります。
そのため、プロペラシャフトは走行中の高速回転域においても、さまざまな原因で発生する振動を抑えるよう設計されています。


プロペラシャフトの種類

1ピースタイプ プロペラシャフト

1ピースタイプ プロペラシャフト

適用車種
エンジンと車軸間の距離が短い車種、MRベースの四輪駆動車等

特徴
接合部に摩擦圧接を採用し、接合部の強度・品質・耐久性を向上させています。部品点数の削減および軽量化を実現しています。

 

2ピース・3ピースタイプ プロペラシャフト

2ピースタイプ プロペラシャフト

3ピースタイプ プロペラシャフト

適用車種
エンジン位置と車軸間の距離が長い車や、FFベースの四輪駆動車等

特徴
プロペラシャフトを2分割又は3分割することにより、全長アップによる危険回転数を低下し、振動を抑えることができます。また、パイプ内にダイナミックダンパーを入れることにより、振動および騒音を低減しています。



ショーワの取り組み

ショーワは、振動および騒音の低減・プロペラシャフトのコスト低減に力を注いでいます。その手段として、構造の最適化・軽量化、部品点数の削減、摩擦圧接による部品接合の導入が挙げられます。摩擦圧接は、カムシャフトやクランク等エンジン内の精密部品にも利用されている技術で、高精度・高強度な部品接合を可能とします。高精度で接合されたプロペラシャフトは、バランス面で非常に優れており、振動および騒音の発生を抑えることができます。