二輪車用製品:ショックアブソーバ(フロントフォーク)

機能と役割

ショックアブソーバ内部の模式図

ショックアブソーバは 姿勢 及び 緩衝作用 を決めるスプリングと振動を抑えるダンパーで構成され、二輪車用では フロントフォークとリヤクッションに大別されます。
フロントフォークは

  • 車両のフレームと同様、車体剛性部材として、例えば、ハンドル操作時に車輪の向きを変えたり、ブレーキング時に、振られが発生しないようにするため、車両に合わせた剛性を持たせています。
  • 車体の安定性をバランスよく保ち、直進安定性や旋回性を確保しています。
  • ブレーキング時に急激にフロント姿勢が沈み込まないように抑えたり、路面凹凸による突き上げを緩和します。
  • 常に路面と接地させることにより制動力を保ちます。

ショックアブソーバの種類

正立フロントフォーク

フリーバルブタイプ

フリーバルブタイプ

構造が比較的簡単で安定した性能を持つ構造です。
小型スクーターから大型アメリカンタイプまで幅広い車体に採用されています。

 
カートリッジタイプ

カートリッジタイプ

ダンパーにより高剛性と安定した減衰力を発生することが出来る構造です。
主に大型オンロードモデル等に採用されています。

 

倒立フロントフォーク

B.P.F.(Big Piston front Fork)

Big Piston Front Fork

ピストンサイズを大きくすることにより減衰力の応答性を向上し高い性能を発揮させることが出来る構造です。
最新大型オンロードモデルに採用されています。
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S.F.F.(Separate Function front Fork)

S.F.F.(Separate Function front Fork)

一方に分離加圧ダンパーを備え、もう一方にスプリング機構を持たせ、機能を分担させることにより高い性能を発揮させることが出来る構造です。
モトクロス用レースモデルに採用されています。
高いダンパー性能と軽量化を両立することが出来る構造です。
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カートリッジタイプ

カートリッジタイプ

ダンパーにより高剛性と安定した減衰力を発生することが出来る構造です。
主に大型オンロードモデル等に採用されています。
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分離加圧タイプ

分離加圧タイプ

ダンパーを加圧することにより大幅に性能向上を果たしたダンパーです。
モトクロス用レースモデルに採用されています。



ショーワの取り組み

2輪ロードレース、モトクロスレースで培った技術を市販車にフィードバックしています。

ロードモデルでは 近年、動力性能の向上、タイヤのグリップ性能の向上、ブレーキシステムの性能向上に伴う、ブレーキングでのフロントの急激な沈み込みを抑え、且つ、路面ギャップの吸収性、乗り心地を両立できるBig Piston Front Forkを開発。またリヤクッションでもタイヤのトラクション向上を図るべくBalance Free Rear cusionシステムをロードレースに投入し、量産化を目指しています。
オフロードモデルでは フロントフォークの太径、高剛性化による重量増に対し、大幅に軽量化できるSeparate Function front Fork構造を市場投入しています。
レースという極限で培われた性能、機能向上を市販車にフィードバックし、

  • 操縦安全性が高い
  • 乗り心地が良い
  • 軽い
ショックアブソーバの供給を目指しています。

また、今後更なる販売拡大が予測されるアジア市場において、魅力的な製品をユーザー様にお届けするためタイに開発拠点を新設。タイムリーな開発体制を整えました。