IECAS(Intelligent Electronic Control Adaptive Suspension) “究極”の気持ち良さと楽しさ 電子制御式ダンパー

 従来の電子制御式ダンパーは、ダンパー速度を検出するストロークセンサーが必要不可欠で、これがコストアップを招いていました。ショーワは独自の推定技術により既存のCAN情報からダンパー速度を高精度に演算。センサーを不要にして低コスト化を達成するとともに軽量化を実現しました。さらにショーワ独自のS-SEES®との組み合わせが可能で、この結果、操縦安定性と乗り心地の両立、およびロードノイズ低減を高いレベルで実現しました。

独自の推定演算でダンパー速度を高精度に検出

 これまでの電子制御式減衰力可変ダンパーは、ダンパーそのものが高価だったうえに、ダンパー速度を検出するストロークセンサーが必要不可欠なため、システム全体では大幅なコストアップになっています。
  ショーワは、車輪速の変化とサスペンションの動きに関連性があることに着目し、CAN情報から得られる車輪速信号などを用い独自の推定演算によりストロークセンサーを用いることなくダンパー速度を高精度に検出する技術を確立しました。このため、センサーおよびセンサーに関わるワイヤーハーネスが不要となり、低コスト化にくわえて約2kgの軽量化も同時に達成。従来のようにDセグメント以上だけでなく、Cセグメントにも電子制御式減衰力可変ダンパーを装着する道を拓きました。

「究極の気持ち良さと楽しさ」を具現化

 本方式ではダンパー速度を高精度に検出できるため、乗り心地の大幅な改善に役立つスカイフック制御が可能となります。また、ダンパーの基本性能を向上させるショーワ独自のS-SEES®と組み合わせることで、「究極の気持ち良さと楽しさ」の具現化にも貢献します。
  ショーワは2020年以降の協調制御時代を見据え、サスペンション、ステアリングシステム等を相互に協調制御する技術の開発にも取り組んでいます。

IECAS(Intelligent Electronic Control Adaptive Suspension)