SHOWA EERA Steering

 一般的にステアリングダンパーは、オイルがピストン部のオリフィスを通過する抵抗で減衰力を発生させます。既存の電子制御式では、ソレノイドバルブをオン/オフさせ減衰力を切り替えます。これに対し、今回ショーワが開発した『SHOWA EERA® Steering』は、減衰力発生部に『SHOWA EERA® Balance Free Damping Force』と同構造の電子制御式油圧バルブを採用することで、あらゆる走行条件に対し最適な減衰力を発生させることが可能で、高い減衰力の応答性とともに、幅広い可変特性を実現しました。

高い応答性と幅広い減衰力可変特性を実現した「電子制御式ステアリングダンパー」

 ステアリングダンパーは、ステアリングへの外乱を抑えるために装備されますが、既存の電子制御式では、高車速域でのステアリングの制振効果を得ながら低車速域でステアリングの動きを阻害しないよう、ソレノイドバルブのオン/オフだけで減衰力を切り替えているため、減衰力応答性や可変特性は決して理想的とは言えません。
 こうした課題を改善するため、『SHOWA EERA® Steering』は減衰力発生部に『SHOWA EERA® Balance Free Damping Force』と共通の電子制御式油圧バルブ構造を採用し、減衰力の高応答性とともに、幅広い可変特性を実現しました。この電子制御式油圧バルブは電流値を制御する事で減衰力を無段階に調整でき、且つ大きな可変幅を有しています。従って、基本構造を変えずにあらゆるカテゴリーのマシンに展開させることができます。
 また、高性能バイクには、トラクションやABS、電子制御サスなどをコントロールするためにIMUを搭載しています。『SHOWA EERA® Steering』は、車速情報だけでなくIMUからの情報を用いて、正確な車体状態を把握する事で、最適な減衰力特性を可能とし、外乱振動を抑制すると伴に上質な操縦安定性を提供します。

SHOWA EERA Steering